表紙裏カバーに『一度立ち止まって、人生を整えよう』と印刷されています。
私はそろそろ50代が終わりになろうとしています。
振り返ってみると頷きたくなるようなヶ所がいくつかあります。

親の介護であったり、友人が勤めているような大きな会社だと役職定年を迎えたり、
別会社へ転籍になったり、自分の部下が上司になったりと、40代までの立ち位置や流れ
とは違ってくる年代です。

本書では”実る人”の特徴として
「エリート、金持ち、有名」ではなく、「良い人間関係、元気、心の平安」の3つの
ポイントがある。
50代はマネジメント次第で黄金期にもなるので、人生の思考、感情、言葉、行動を自
分で整えていくことが大切だと言っています。

 

 

 

第2章 人間関係を整える 「人生を幸せにするものに気づく」

 一生を通して私達を健康で幸福にしてくれるのはなんでしょうか。
   --最高の未来の自分のために投資するべきものとは?
   --自分の時間とエネルギーを使うべきものとは?
   --最も大切な人生の目的とは?
これは、ハーバード大学が80年間、700人以上の成人男性を長期間

にわたってを追跡 した研究です。

 その答えは
 「私達を健康で幸福にするのは、良い人間関係に尽きる」なのです。
 特に50代の時に良い人間関係に恵まれていると、70代、80代の

時に健康で幸せを実感している比率がかなり高い、と言う研究結果が

出ているのだそうです。

 人が実るのも枯れるのも、その人の「人間関係」次第と言うことです。

 

 

弊社にも70代の非常勤の先輩が数人みえます。
生き生きとされている方が多く、何事につけ誘い誘われ楽しそうな話を聞くにつれ、
皆それぞれが良い人間関係を持たれているなと感じます。
良い人間関係という環境が、毎日を楽しく、明るく、良い心の状態を保ち、健康に過
ごす源になっているのかなと。

 

 

第3章 心を整える 「損得を超えて行動する」

 ずっと損得計算をして生きてきました。
 子供の頃、姉と分けるお菓子の量に始まり、長じては常に仕事の

売上利益の計算、飲み会の割り勘の額に至るまで。

 時々、自分がうんざりすることがあります(笑)
 50を超えたらあまり損得計算をしないことをオススメします。

 逆にどちらかというとあえて損と思うことを選べる人間に魅力を感じます。
  電車の乗り降りでも「お先にどうぞ」
  利益の分配をするときでも「多くお取り下さい」
  人の失敗も「私の責任です」
 「損」を選べる人は心に余裕を持てるようになります。

 自分の損得を超えて、社会のために、次世代のためにと言う視座

に立てた人が、その 後めきめきと実り出す様を見てきました。

 自分だけ勝ち残ろう、自分だけ良い思いをしようと考えているう

ちは実が結ばず、きれいな花も咲かないものなのです。 

 

 

現実には
「そんなことない。世の中すべて金だ。勝つか負けるかだ。損か得かだ。」
そう考えている人も多くいます。
私はそういう人には怖くて心を開くことが出来ません。

お客様に喜んでいただけた時、他者に喜んでいただけた時、そうい

う時は自分の心が喜んでいることに気がつくときがあります。

皆さんはいかがでしょう?

 

 

第5章 仕事を整える 「仕事」と「人生」を切り離さない

 多くに人にとって、仕事というのは生計を立てるキツイ労働で

ある、という意識がしみこんでいます。

 自由に休めない、人間関係の苦労がある、常に結果を求められる

、など仕事が苦しみの張本人のような気がしてしまいますよね。
 
 仕事とは、まずは「日常の活動のすべて」ととらえます。

 主婦は家事全般もそうですし、学生は勉学、子供は遊ぶことも仕事

の一種です。

 その延長線上で社会人は「仕事」をしているわけです。

 お金を稼ぐことだけが「仕事」という観念を外した方が自由になります。
 ということで、「仕事」と「人生」はいまさら切り離せないものだ

と覚悟し直してみます。

 私も経営者として大ピンチの時が、波のごとく押し寄せてきます。

 そのたびに「もういっそやめるか?」と自問してみますが、決して

やめられないのが自分のライフワークだと感じます。

 経営者なら自分の仕事で悩めるなんて幸せさえ感じます。

 

 

私は立場的に24時間仕事です。
それは24時間働きづめというわけではありません。
ここで言う、仕事=人生という感覚です。
友人や知人から大変なポジションだなと言われますが、意外にそう

ではありません。

楽しみながらやってます。

もちろん苦しみや眠れない夜や円形脱毛症になったりというのはあ

りますが、苦しみはサラリーマンにも主婦にもあるわけだし、この

世に苦しみのない悟りの境地に至った如来のような人がいるとは思いません。

みんな立場が違うだけで一緒です。

 

 

第7章 希望を整える 「命」5段階活用法を心に刻む

 「宿命 → 運命 → 使命 → 天命 → 寿命」

 宿命=宿る命。

 どの時代に生まれるのか。どこの国のどの親に生まれるのか。そし

て男なのか女なのか。どんな身体を与えられるのか。

 自分では選べないそのすべてを受け入れるところから始まります。

 運命=運ばれる命

 運ばれる命を、ただ流されるだけでなく自分でマネジメントしてみ

る必要があります。 舟のオールは他人にまかせず自分で漕ぐ!

 使命=使う命

 この命を何に使い切るか、果たすべき使命はなんなのか。命をかけ

て取り組むことを真剣に考えます。

 天命=天から授けられた命

 日々、命を使い尽くすことをしているとやがて天が見届けてくれ

て、それが天命であったことに気がつきます。

 やってきたことは自分にとって無駄はなく、必然なことだったと、

自分が納得できる人生になります。
 
 寿命=天が定めた命の時間

 宿命→運命→使命→天命に基づいて、励んできた人は、やがて天か

ら寿がれて、寿命を全うして旅立っていきます。

 

 

誰に教わったわけでもなく、自分にとっての宿命と運命の定義は10

代の頃から、この本に書いてある事と同じでした。

大げさに考えるのではなくて、兎にも角にも目の前のことに一所懸命

に取り組み、一歩ずつ前に前に進み、時には立ち止まってしまうこと

もあるけど、気がついたら寿命を全うしてました

・・・という感じがいいです。

新しい年度が始まりました。

新しく社会人としての仕事をスタートさせた人も、とうの昔にス

タートさせている人も「仕事」と「人生」はいまさら切り離せないも

のだと覚悟し直してみましょう。

 

2018年4月2日
株式会社 名北総合技研          代表取締役 山田雅登

マハトマ・ガンジー
「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい」