年明けに100万部を超えましたね。

2月の週間ベストセラーには漫画と両方がランクインしています。

中学2年生の主人公のコペル君が、日常の様々な出来事を通して

考え、悩み、挫折に出合い、叔父さんアドバイスにも助けられながら

成長する話です。

出来事の中に自分も似たような経験があり、身につまされる思いをし

て、当時の自分に投影するように読み進めました。

 

 

 

ものの見方について

 コペルニクスが地動説を唱えるまで、昔の人はみんな、太陽や星が

地球の周りをまわっていると、目で見たままに信じていた。

一般にこの学説が信奉されるまでには、何百年という年月がかかったんだ。

 人間が自分を中心としてものを見たり、考えたりしたがる性質とい

うものは、これほどまで根深く、頑固なものなのだ。

 自分中心の考え方を抜けきっている人は、広い世の中にも、実にま

れなのだ。

殊に、損得に関わることになると自分を離れて正しく判断していく

ということは、非常に難しいことで、コペルニクス風の考え方の出

来る人は、非常に偉い人といって良い。大概の人が、手前勝手な考

え方に陥って、ものの真相がわからなくなり、自分に都合のよいこと

だけを見てゆこうとするものなんだ。

 しかし、自分たちの地球が宇宙の中心だという考え方にかじりつい

ていた間、人類には宇宙の本当のことがわからなかったと同様に、自

分ばかりを中心にして、物事を判断してゆくと、世の中の本当のこと

も、ついに知ることが出来ないでしまう。

大きな真理は、そういう人の目には決して映らないのだ。

 

 

 

大きな真理というテーマで無くても、自分ばかりを中心にして判断

していくと、ひとりよがり、傲慢になります。

視点は少し違いますが、最近のネットでの様々なニュース、情報。

自分のストレス発散?のためか、どうしてこんなたたき方が出来るのか?

と首をかしげたくなるような話題。

そういうニュース、情報にはうんざりなんですが、メディアを含め

た発信者の人たちはニーズがあるからという。

人間、そんなに聖人君子ばかりでは無いような気がしますが。

 

 

 

 僕たちは人間として生きていく途中で、子供は子供なりに、また大

人は大人なりに、いろいろ悲しいことや、辛いことや、苦しいことに

であう。

 心に感じる苦しみや痛さだけでは無い。身体に直に感じる痛さや苦

しさというものが、やはり、同じような意味を持っている。

 健康で、身体になんの故障も感じなければ、僕たちは、心臓とか胃

とか腸とか、いろいろな内臓が身体の中にあって、平生大事な役割を

務めていてくれるのに、それをほとんど忘れて暮らしている。

 ところが、身体に故障が出来て、動悸が激しくなるとか、おなかが

痛み出すとかすると、初めて僕たちは、自分の内臓のことを考え、身

体に故障が出来たことを知る。

身体に痛みを感じたり、苦しくなったりするのは、故障が出来たから

だけれど、逆に、僕たちがそれに気づくのは、苦痛のおかげなのだ。

 同じように、心に感じる苦しみやつらさは人間が人間として正常な

状態にいないことから生じて、その事を僕たちに知らせてくれるもの

なのだ。

 そして僕たちは、その苦痛のおかげで、人間が本来どういうもので

あるべきかと言うことを、しっかりと心に捉えることが出来る。

 

 

友達がいじめられて、暴力を振るわれていたとき身体が動かなかった

経験ってありませんか?

とっても心が痛み、後悔した覚えがあります。

 

 そもそも、この世の中に貧困というものがあるために、どれほど痛

ましい出来事が生まれてきているか。

どんなに多くの人々が不幸に沈んでいるか。また、どんなに根深い争

いが人間同士の間に生じているか。

 では、なぜ、これほど文明の進んだ世の中に、そんないやなことが

なお残っているのだろうか。

なぜ、この世の中からそういう不幸が除かれないでいるのだろうか。

 今の君にしっかりとわかってもらいたいと思うことは、このような

世の中で、君のようになんの妨げも無く勉強が出来、自分の才能を思

うがままに伸ばしていけるということが、どんなにありがたいこと

か、ということだ。

 「ありがたい」という言葉は、「感謝すべきことだ」とか、「お礼

をいうだけの値打ちがある」とかいう意味で使われているね。

 しかし、この言葉の元の意味は、「そうあることが難しい」という

意味だ。「めったにあることじゃあない」と言う意味だ。

 自分の受けてる仕合わせが、滅多にあることじゃあ無いと思えばこ

そ、我々は、それに感謝する気持ちになる。それで、「ありがたい」

という言葉が、「感謝すべきことだ」という意味になり、「ありがと

う」といえば、お礼の心持ちを表すことになったんだ。

 

 

「ありがとう」と口では言うけど、あまり深くは考えていませんね。挨拶のようになっている。

それはそれで言霊としては良い波動を出す言葉だと思います。

明石家さんまが言うように、「生きてるだけで丸儲け」は、様々な偶

然、必然が折り重なってこの世に生を受け、今を生きている。

もうすぐ東日本大震災の日がやってきます。

普通の生活をしていることにありがたい。

 

2018年3月1日
株式会社 名北総合技研          代表取締役 山田雅登

マハトマ・ガンジー
「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい」