【毎週更新!愛知の土木コンサル日記】休暇明けのセキュリティ対策
長期休暇が明けると、机の上にもパソコンの中にも、たまった仕事がどっさり…なんてこと、よくありますよね。
実はこの「休暇明けのバタバタ」、サイバー攻撃者にとっては絶好のチャンスなんです。
理由はシンプルに2つあります。
まず一つ目。休暇中はシステム担当者も不在がちなので、何か怪しい動きがあっても気づくのがどうしても遅れがちです。結果的に「休暇明けになって初めて発覚」ということが起こりやすくなります。
そしてもう一つ。休暇明けって、受信トレイにメールがどっさり溜まっていますよね。それを一気に片付けようとすると、どうしても確認が雑になりがちです。攻撃者はまさにそこを狙ってきます。「忙しいときほど、ついクリックしちゃう」心理を、しっかり突いてくるんです。
ちょっと前の話ですが、2015年のゴールデンウィーク明けに起きた日本年金機構の情報流出事件は、まさにこのパターンでした。
届いた標的型メールは100通以上。そのうちたった5通が開封されただけで、約125万件もの個人情報が流出してしまいました。休暇明けの忙しさで警戒が緩んだ、ほんの一瞬の隙を突かれた形です。
「うちには関係ないかな」と思いがちですが、規模の違いはあれど、どんな組織でも起こりうることです。他人事にせず、「自分にも起こるかも」くらいの気持ちでいるのがちょうどいいと思います。
休暇中はパソコンやセキュリティソフトのアップデートが止まっていることがあります。仕事を再開する前に、まずは最新の状態にしてから使いましょう。ここをサボると、せっかくのセキュリティソフトも本来の力を発揮できません。
休暇中に外へ持ち出したパソコンやUSBメモリは、社内ネットワークにつなぐ前に一度スキャンをかけましょう。「特に何もしてないから大丈夫」と思っていても、知らないうちに何か拾っている可能性はゼロではありません。
これが一番大事です。休暇明けはメールが多くて、つい急いで処理したくなる気持ち、すごくわかります。でも、だからこそ一通ずつ、開く前にひと呼吸置いてください。件名や差出人に「あれ?」と思ったら、添付やURLは開かずに、まずはIT担当に一声かけてもらえると安心です。
長期休暇明けは、みんなが気持ちを切り替えて頑張ろうとするタイミングであると同時に、攻撃者にとっても狙い目のタイミングです。
- 更新してから使う
- 持ち出し機器はウイルスチェック
- たまったメールほど慎重に
この3つを意識するだけで、リスクはぐっと減らせます。
休暇明けの一通、開く前にひと呼吸。
ちょっとした心がけの積み重ねが、会社を守る大きな力になります。ぜひ、みなさんの職場でも合言葉にしてみてください。
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